弁護士のひとこと
認知症徘徊列車事故訴訟・最高裁判決
2016年3月22日 弁護士のひとこと福祉・権利擁護・後見
平成28年3月1日、最高裁の判決(平成26年(受)第1434号、第1435号)に注目が集まりました。事件の概要は次のとおりです。 ・認知症の91歳男性が家を抜け出し、駅構内の線路に立ち入って列車に衝突し死亡 ・衝突事故に …
信頼なくして契約なし
2016年1月19日 弁護士のひとこと
契約書の作成は弁護士の重要な役割の1つです。取引における合意内容を書面化して、後に紛争が生じないようにするために契約書は作成されます。契約書のチェックや作成を依頼されたとき、私は、「契約の相手方と信頼関係があるのだろうか …
子は父母を扶養すべきか
成人になった子どもは、高齢になった父母を扶養しなければならない。民法877条の定めです。 では、子どもは自分の生活を犠牲にしてまで、親の生活を支えなければならないのか。さすがにそこまでの犠牲は子どもに求められてはいません …
権利擁護へNPO設立
2015年12月30日 弁護士のひとこと福祉・権利擁護・後見
高齢者障害者の虐待被害など防ごう、権利擁護へNPO設立――。本日付の神戸新聞(丹波篠山版)に、権利擁護に特化したNPO法人ウィズ・ユーに関する記事が掲載されました。私(弁護士馬場)も設立メンバーに加わらせてもらっています …
杉原千畝とリトアニア
2015年11月28日 弁護士のひとこと
領事館の建物は閑静な住宅街に溶け込んでいました。5年ほど前のこと、12月5日から上映される映画「杉原千畝 スギハラチウネ」の舞台となった領事館を訪れたことがあります。 映画「杉原千畝 スギハラチウネ」 杉原千畝が多くのユ …
別居後に私立学校の費用も負担すべきか
丹有法律事務所では、今年から「家庭の法と裁判」(日本加除出版株式会社)という雑誌を購読しています。この雑誌には離婚や相続、少年事件といった家庭にかかわる判例や最新動向の解説が掲載されているのです。 「家庭の法と裁判」の2 …