新年度です。地元の裁判所(兵庫県丹波市)の桜が綺麗です。裁判所の入口には工事を知らせる看板が設置されました。裁判所の建替工事が始まったのです。裁判所のホームページには次のように書かれています。
「神戸地方家庭裁判所柏原支部,柏原簡易裁判所庁舎新営工事の実施に伴い,裁判所構内駐車場の駐車可能台数が,平成31年4月3日(水)以降,平成33年度(予定)までの間,順次,大幅に制限されます。このため工事期間中,車での来庁は控えていただき,電車等の公共交通機関を御利用いただきますよう御協力をお願いいたします。」
裁判所で建替工事があっても裁判は通常通り進行します。既存の建物は解体されるため、まずはプレハブで仮設の裁判所が設置されます。その後、既存の建物が解体され、新しい裁判所の建設が始まることになります。
建替工事により、冬寒く夏は暑かった裁判所の1階待合室から解放されると思うと少し嬉しいです。調停室の音漏れも新しい建物ではなくなることでしょう。試行的面会交流ができる部屋は設置されるだろうか、使われなくなってしまっていた勾留質問室はなくなるのだろうか、和式トイレはさすがになくなってウォシュレットも設置されるのだろうな、正面玄関の植栽はどうするのだろうか、町並みにあう外観なのだろうか、などなど気になることはたくさんあります。
裁判所のヘビーユーザーである地元の弁護士にとって、少しわくわくした気持ちになれる新年度になりました。
(丹波市 弁護士 馬場民生)