「57,185㎞」
昨日、仕事が終了した時点における私の愛車(インプレッサ)の走行距離です。購入後1年6ヵ月目の点検を終えたばかりです。
車の販売店においてあった資料には、年間走行距離2万キロでヘビーユーザーとされていました。年間3万キロを優に超える走行距離ですので、私は愛車をかなり酷使しているようです。不満も言わずに快適走行を続けてくれている愛車にまずは感謝ですね。
昨日の私の一日は次のとおりでした。
1 午前7時 自宅を出発
2 神戸市内の大倉山駐車場に車を置いて電車へ
3 神戸市内で複数の銀行めぐり(破産関連の記帳)
4 神戸地方検察庁へ。検事に用事
5 神戸地方裁判所の令状係で勾留延長が申立てられていることを確認
6 午前10時30分 神戸簡易裁判所で調停(損害賠償事件)
7 神戸地方裁判所で勾留延長に対する準抗告を申立
8 大倉山駐車場に戻り、車で出発
9 赤松PAで昼食(カレーパンがおいしい)
10 午後1時30分 篠山留置施設で接見
11 午後2時過ぎ 事務所に到着
12 午後3時 柏原の裁判所で期日(不正競争防止法違反等)
13 裁判が長引いたので途中で抜け出し(相弁護人に任せて)車で豊岡市へ
14 午後5時30分 豊岡市内の法律事務所で破産管財人と面談
15 面談後、車で朝来市へ
16 午後7時40分 朝来警察署で接見
17 朝来市内の餃子の王将で夕飯
18 帰宅
事務所が兵庫県の内陸部にある関係で、昨日のように瀬戸内海側の神戸市等と日本海側の豊岡市へ同じ日に出向くことが少なくありません。接見回数も通常の弁護士よりは多い方かもしれません。移動は車になります。愛車の走行距離が増えるのも当然です。
運転する時間が長いとどうしても生産性の低下が気になります。弁護士も個人事業者ですので経営者としての力量も求められるのです。
もっとも、仕事のやりがいは大事です。生産性が低いとしても仕事にやりがいがあるのであれば頑張れるものです。私は仕事のやりがいに重きを置いているのかもしれません。
太宰治の「走れメロス」という小説があります。友人のために全力で走り続ける青年メロスが王に人を信頼することの尊さを気付かせたストーリーはあまりに有名です。
私も依頼者(友人)のために愛車を走らせ(全力で走り)、裁判官の正当な判断(王の信頼)を得るのだと考えることにしました。こう考えれば弁護士としての仕事をこれまで以上に頑張れそうな気がします。これからは、運転に疲れたらこの言葉で自分を鼓舞します。
「走れ弁護士」
(丹波市 弁護士 馬場民生)